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【ケトルベル】 ここではケトルベルに対する私的な考えを書いてみます。 現在は行なっていませんが、一時期(約半年)ケトルベル・トレーニング(アイアンマン・ジャパンのトライアル24キロ使用)を行なっていました。 ケトルベルとは、その名のごとくヤカンのような形をした鉄の塊です。 重量設定できないので、自分の実力に応じた重さをそろえる必要があります。 ダンベルとの違いはその独特の重心にあり、この重心移動がこのトレーニングの肝と言えるでしょう。最初のうちはその独特の重心に戸惑い、同じ重量のダンベルでできることができなかったりします。バランスがとりやすい様に作られているダンベルとは違い、ケトルベルはバランスをとるためにインナーマッスルの稼動率も高くなっているように感じました。 クリーン、スナッチ、ジャーク、スイングなどが代表種目として挙げられますが、このように全身の筋肉を連動させて行なうトレーニングが多いのも特徴です。 ![]() 使用していた24キロトライアル 私の浅い経験から感じた感想を書いてみます。 【長所】 ●ケトルベル1つで全身トレーニングが出来る。 ●ダンベルとは違う刺激をえることができる。 ●コア・ストレングスの強化に効果的。 ●工夫次第でオリジナルトレーニングが可能。自由度が高い。 ●クラシック・トレーニングで、なんだかカッコいい。 【短所】 ●胸、脚の種目が薄い。 ●肘、手首に負担が大きい。 ●屋内だと思い切ってできない。 ●重量可変式でない。 半年近く使用した結果、明らかに僧帽筋、三角筋を中心に肩周りがごつくなりました。 これはケトルベル効果だと思われます。またジャグリング(ケトルをくるくる回してキャッチする)など、工夫次第で楽しくハードトレーニングできるのも魅力的でしたし、スナッチやスイングをハイレップで行なった後などは、軽く目まいがして、吐き気がする程追い込むことができました。 ![]() ワンハンド・スイングしてるとこ。 基本的にケトルはベルトを使用しないのですが、慣れないうちはしてました。 しかし、クリーン、スナッチ、プッシュプレスなど、その多くが「上に差し上げる種目」と「下から引き上げる種目」のため、胸と脚が手薄になるなあ~と感じたのは確かです。もちろんスクワット系、プレス系の種目もあるのですが、私には少し物足りなかったです。なので手薄に感じる部分はチューブやダンベルを使用して補強トレを行なったほうがいいのではないかと考えます。 ![]() クリーンしてるとこ。 多くの種目がここからスタートするため、これができないと話にならない。 また、ほとんどの種目が、まずクリーンした状態から始まることに加え、どの種目を行なう場合でもしっかりと把持しなければならず、肘と手首に大きな負荷がかかります。 私はウエイトトレーニングとグリッパーを使用した握力トレーニングも平行して行なっていたため、肘がオーバーロードによる酷い腱付着部炎になってしまい、泣く泣くケトルベルトレーニングをやめざるをえない状況になった経験を持っています。ですので他のトレーニング(特に上半身)と並行して行なう場合は、オーバートレーニングに注意する必要があります。 結論を言うと、パワー養成や筋肥大、心肺機能向上に効果的だと思いますが、全身の筋連動を用いる種目が多いため、ボディビルダーのようなデコボコした体を目指す人には不向きです。 見た目よりもパワー重視!という人にはいいかもしれませんね。しかし、その場合でも、前述したようにチューブやダンベルを用いて補足トレーニングをすることをお薦めします。 戻る |
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