7/27から7/30まで3泊4日で沖縄の西表島へ行ってきました。
私は学生の頃1週間程滞在したことがあるので2回目ですが、家族は初めてです。
7/27(金)
伊丹空港から8時40分の飛行機に乗り、途中那覇空港で乗り換え石垣島へ。
石垣島から高速船で40分。“東洋のガラパゴス”西表島の上原港へ到着。
宿に着いたら、すでに16時だったので、急いでレンタカーを借り、とりあえず 「星砂海岸」へ。
ここは浜が全部星の砂になっているのですが、最近は持って帰る人が多くて砂が減り岩が露出しているとのことです。
海は岩場と珊瑚のかけらからなる遠浅の海岸で、カニや小さな熱帯魚が多くいました。
透明度が高く、きれいな魚が泳いでいるので、初めて見る人はこれだけでもかなり驚くと思います。
2時間程遊んで宿に帰り夕食をとりました。
7/27から2日間程は、この辺り(八重山)の豊年祭が行なわれるとのことで、今日はその前夜祭が公民館で行なわれていました。
広場にはちょっとした屋台がでており、写真のように地べたに何かの葉を敷き詰めて、その上で酒を飲んでいたのが印象的でした。地元の人達が集まって飲みまくっている感じ。
ステージでは色んな催し物が行われており、何者か不明ですが西表出身の2人組が島唄を歌ったりして、雰囲気は満点でした。大盛り上がりのうちに22時に終了。
せっかくレンタカーを借りたので夜にドライブに出かけたのですが、道を横断するハブらしきヘビを見た以外、街灯のない真っ暗な道がひたすら続くだけでコレと言って面白くはなかったので、野原崎あたりで引き返しました。
宿に帰ってから宴会をして、明日に備えて就寝。
飲むのは当然ORION。
7/28
快晴。
この日は朝からシュノーケル・ツアー。
ボートでバラス島という珊瑚のかけらでできた離れ小島へ。
遊ぶのに夢中で、写真を撮るのを忘れててあまり写真がないのが残念。
写真では分かりにくいですが、海は美しいブルーで離島に来たと実感する瞬間です。
3点セットとセイフティジャケットを着て海へ。
リーフには様々な熱帯魚が。
1時間程遊んでポイント移動。
次はバラス島沖にあるポイントで、バラス島よりテーブル珊瑚を中心に生きている珊瑚が多く、その分魚の種類、数も多かったです。
ここでも1時間程遊び、ドラマ瑠璃の島の舞台にもなった鳩間島へ上陸して休憩。
エメラルド・グリーンの海が広がる鳩間島の港。
おそらく日本で最高にきれいな海なのではないでしょうか。
ガイドのおじさんが持ってきた、おにぎりや唐揚げを食べた後は島を散策。
あちこちで見ることが出来るハイビスカス。
青空が似合います。
なんとコーヒーとカキ氷のセルフサービス!?
入ってみると・・・
かき氷の機械や氷、コーヒードリップが・・・
左端の茶色の壷に代金を入れるようです。
のどかすぎる・・・
鳩間島小学校前の浜。
学校の前に、こんなビーチがあるなんて羨ましい・・・
あっけにとられる俺。
この日は、この鳩間島でも豊年祭が行なわれているらしく、見ることが出来ました。
1年に1回の祭りの日に来れたのはラッキーでしたね。
神々しい行事なので遠慮がちに見てました。
集落への入り口で記念撮影。

次のポイント移動まで時間があったので、港でタンニンング。
青空に青い海。サイコー。
2時間程の休憩後、鳩間島沖のポイントへ移動。ここは今まで経験した中で、最高のポイントでした。
透明度は抜群で舟の上からも珊瑚が透けて見えるくらい。
テーブル珊瑚が広がり熱帯魚が群れをなして泳いでおり、エサのソーセージを持って入ると、指まで魚がつつきにきました。
イソギンチャクに隠れるクマノミ(ニモのモデルね)を見ることが出来たのはいい経験でした。
1時間ほど遊んで終了。
上原港へ帰り宿に送ってもらいました。
晩は西表バナナハウスさんのナイトツアーへ。
19時10分にお迎え。
ワゴン車で50分程走り、道路の脇から懐中電灯を持って茂みの中へ・・・
ケモノ道をガイドでバナナハウスのオーナーの森本さんが、色んな虫や植物を見つけては解説してくれるのですが、この人がなかなか濃いキャラで、
「全てのモノには、(そうなっている)理由が必ずある」
「お互いが助け合って生きている」
「百聞は一見にしかず、 百見は一行にしかず 、百行は一考にしかず 」
なにかにつけてコレを仰る。
葉っぱの裏にいる小さな虫から、小さな木の実にいたるまで、
「なぜ、そういう形なのか?」
「なぜ、そんな色をしているのか?」
など質問を交えながら解説してくれる。
ちょっと詳しい地元のオッサンの説明とは一線を画しており、生物学を中心に、時には化学、地理学など様々な学問的知識を交えてアカデミックに詳しく解説してくれる。
そして、その内容は虫の話から人生の話へ発展していく・・・・
結局、約3時間にわたり蒸し暑い茂みと海辺を探索したのですが、ホタルや小昆虫やトカゲ、植物を見ることが出来たものの、期待していたノコギリガザミやヤシガニ、ハブなど「おおっーー!!こいつはスゴい!」という大物には出会えず。
一番驚いたのが、ジャングルを抜けたところにある海岸の岩に出来た洞穴(というかくぼみ)に人が住んでいるという話。
実際その「住居」に行ったわけですが、ベッドや食器など生活用品が置いてありびっくり。
森本さん曰く
「今は出稼ぎに行っているのでいないけど、また帰ってくる」
とのこと。
ホンマか!?
ハブやサソリをはじめ、危険な生き物がウジャウジャいるところで住む!?
こんな所、大阪の地下のホームレスでも裸足で逃げ出しまっせ。
にわかに信じがたい話だが、本当なんだろうな〜
是非、在宅されている時に行ってみたかった。
結局宿に帰ったのは22時くらいで、朝から活動しっぱなしだったので、さすがにぐったりしてしまい、その日は早めに就寝。
7/29
今日はピナイサーラの滝トレッキング。
昨夜に引き続き西表バナナハウスの森本さんのガイドでスタート。
カヌーでマングローブに囲まれた川を遡る。
日本とは思えないマングローブ林
干潟には無数のカニ(シオマネキ)が。
途中、干潟に上陸し探索。
これはなんたらニシ(忘れた)という貝で、大きいものはソフトクリームを一回り小さくしたくらいの大きさのものがいました。
写真は葉っぱを食べているところです。
30分程かけてトレッキングのスタート地点へ。
少し歩くと
有名なサキシマスオウの樹が。
写真に写ってるのが森本さん。
これはモリバッタ。
黄色と黒のツートンがカラフル。この島には固有種が多く生存しており、東洋のガラパゴスと言われる所以となっています。
その他にもハブと同じ猛毒を持つ毛虫や、腕立て伏せをするトカゲ、青いしっぽを持つイシガキトカゲなどはよく見かけました。
こんな感じで延々とケモノ道を上っていきます。
休憩を挟みながら90分程上ったでしょうか。やっとピナイサーラの滝の頂上へ到着。
ここには小さなエビがいっぱいいました。
昼食し少し休憩してから、滝壺へ向かって出発。
一旦スタート地点まで戻り、再び40分程歩き滝壺へ
ピナイサーラの滝
滝壺で泳いで体を冷やす。
気持ちいい。
15年前に来たときは、滝に打たれることが出来たんだけど、けが人が出るので去年から禁止になったとのこと。
また来た道を戻ってカヌーを漕いで帰ったわけですが、ナイトツアーのところで書いたように、ツアー中終止止まることなく森本さんの解説があったことを付け加えておきます。
まあ、この人しゃべるしゃべる。
このジャングルに知らないものはないといった感じで、次々に解説が始まる。
まるで自分の庭のようです。
少し歩いては立ち止まり丁寧に解説して下さるので、他のツアーより2時間くらい長くかかったのですが、非常に有意義なツアーだったと思います。小学1年生の子供ずれ家族が一緒だったのですが、その子供のペースに合わせてゆっくり進んだということもありますけどね。
疲れていたので、帰り道はゆっくりしたかったのですが、宿に着くまで森本さんのマシンガン解説は止まりませんでした・・・
もしかしたら、好き嫌いが分かれるキャラクターかもしれませんが、マニュアル通りの案内をするガイドより10倍面白いと思います。本物のサバイバル・マインドを持った貴重な人物だと思います。
晩は豊年祭が行なわれました。
ちょうど泊っていた宿の真ん前の道端が中心だったので、ちょっと見学。
集落のあちこちから子供〜老人が集まって大騒ぎ。
これが終わった後は、道端に敷き詰めた藁の上に円座になって泡盛やビールを飲みながら、三線を弾き語り、円座の真ん中で踊る人がいたりして、夜更けまで盛り上がっていました。
宿の物干からビール片手に、海人が歌う生島唄を聞きながら離島の夜を堪能しました。
形式化した祭りではなく、本当の祭りを見た気がしました。
7/30
最終日。
レンタカーで由布島水牛車乗り場へ。
水牛車で10分。由布島へ。
三線を弾きながら島唄を歌ってくれたガイドのおっちゃん。
竹富島もよかったけど、こちらもなかなか。
離島へ行った際には、是非体験してみて下さい。
車の屋根には歌詞が貼付けてあります。
由布島ではまったりとお土産を買ったりして過ごしました。
車で上原港まで帰り、高速船で石垣島へ。
最後に石垣島で郷土料理を食べ、帰路につきました。
この4日間仕事もトレーニングも何もせず、ひたすら遊んで飲みました。
1年に1回くらい、こういう期間があってもいいのではないかと思いますね。
これで八重山諸島のうち4つの島へ行ったので、残る4つ(小浜、波照間、与那国、黒島)を制覇したいです。
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